獏のテーマとかのはなし
- 少佐
- 2019年11月21日
- 読了時間: 2分
八雲の作品のテーマの話とか振り付けがどうとか、こんなのが好きだなんだとだらだら書きなぐっていきます。
少佐の雑文安置所です(笑)
八雲一座っていうチームでは、
その時作りたいものをやりたいように作るってやり方でやってこうと思っておるのですが、
そういうことをしてると少佐の場合小難しい伝わらん要素だらけになっていきそうな気がしてるので、
解説やら言い訳やらを置いておこうかなと(笑)
イメージやら言い訳やらをだらだらと語って参りますので、一人言を聞き流す気持ちでお読みくださいませ。
今度、四日市初披露の獏っていうのは
江戸時代から明治時代にまたがって生きた
侠客であり博徒である
『清水の次郎長』の青年期までを演舞のモチーフにしております。
《幼年期》
徳川の時代の末期。
静岡市清水の町に生まれた長五郎は、
その粗暴な性格から親に見放され叔父の次郎八の元へ預けられる。
次郎八のところの長五郎。
彼は後に、
「清水の次郎長親分」として名を馳せていくことになる。
《十五の頃》
次郎八のもとで育った次郎長は、いく先々で仲間を増やし暴れまわり。
ついには、家から百両を持って逃げてしまう。
元々賭博の天才であった次郎長は、持ち出した百両をたちまち巨万の富に変え帰ってくる。
その金を元手に乱暴者たちを集めては、酒に女に博打に喧嘩の日々。
《二十の頃》
そんな暮らしを続けるある日、旅の僧とすれ違った次郎長は不吉な事を告げられる。
〝お前は五年後、二十五にして死ぬだろう。死ねば仏、生きている内が華よ〟
それからというもの益々派手に暮らすようになった次郎長はある日の賭博場でイカサマを見つける。
次郎長相手にイカサマとはよほど首が要らねえらしい。
色町に消えたイカサマ師、その夜を最後に彼の声を聞いたものは誰も無い。
その事件後、次郎長は子分達と諸国をぐるり巡る旅に出る。
いく先々で大騒ぎの大暴れ。酒に女に博打に喧嘩。
傾いて、呑んで、うらぶれて。
都の夜に血の花咲くのは、次郎長一家の宴の印。
清水に戻り一家を構えた次郎長。
清水の次郎長親分と人は呼ぶ。
やがて、彼らは幕末の激動の中へと飛び込んでいく。
と、創作が入り交じってるこんな雑文をモチーフにしております。
これをまず夜中布団のなかで書きなぐり。
で、踊りを作るときはその文章の全部をなぞることはせずにたまーに読み返したりしてみながら作ってみたら、まあなんとかいい具合になりました(笑)
演舞みなきゃなんのこっちゃわからんでしょうから、
是非四日市よさこいにお越しくださいませ。
お待ちしております。
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