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  • 執筆者の写真少佐

チーム名と、来年度作品について

八雲っていうのは出雲の別称で、神様たちが集まる縁起のいいところです。 なので、神無月は出雲では神有月と言われてます。 そこにあやかって、人が自然に集うところっていう意味を込めました。

八雲の語源は、スサノオが詠んだとされる日本最古の和歌です。


八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を


スサノオノミコトが、身籠ったクシナダヒメが安心して子を産める場所に出雲を選び、

そこにかかる重なりあった雲を見て、この歌を詠みました。

このへんに惹かれました。 要は、安心できて人が集まるチームにしようっていうことです。

八雲一座っていうチーム名には一と八が隠れてます。 一か八かっていうのはもともと博打から生まれたことばで、

この部分に今回の獏が生まれた経緯があります。 (ほんとは数ヵ月前まではもっと暗くて退廃的な感じを

今回の初披露でやりたいなと思ってたんですが、

それは後にとっておくことにしました)

八雲一座から一か八かを引くと、雲座が残ります。

これは、仏様が鎮座するところですね。

仏像の台座の部分です。 この辺もなんか、個人的には縁だなとか思う部分。

一座ってつけようと思ったのはactorでありたいっていう気持ちを

忘れないようにしようと思ったからです。

で、それを付けたら色んな意味が付いてきたわけですね。

字画も結構いいんです。 八雲だけだとあんまりよくないんですが。

というような感じで、八雲一座っていうチーム名はこうやって生まれました。

ごちゃごちゃ色んな意味がくっついてます。

ちなみに今回の獏は、博打をテーマにしてますが、

来年度のどまつりに出る作品は、もっと抽象的なのものをやります。

見えないものへのおそれ多い感覚とか、

日本人が昔から持ってる気持ちとか、

そういうものをやろうっていうことです。

これはもう小難しいことになりそうで、

どうなるんだろうっていうのはあるけど。

4.5年前からあっためてきたテーマです。

まだまだ披露できるのはずっと先になりますが。(笑)

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